希望 心の病

きっとよくなる|精神障害|調子が悪い時|希望を持ち続ける|希望が目標になる時|ノートを作る

2022年10月13日

私も人生の半分を病気と共にしてきました。精神障害ははじめの頃より段々と悪くなって、今は底を這っているような状態です。

調子が悪い時はパニック的な気分になることもあります。手当たり次第薬を飲んでしまうときもあります。それでよくなるかと言えば、良くなる時もありますが、大抵はうまくいきません。

ですが、希望は捨てていません。きっとよくなるとまだ思っています。現実的にはもう人生の折り返し地点を過ぎて、この先病気が良くなるかと考えれば、なかなか難しいことだとはわかっています。それでも「きっとよくなる」という希望を持っています。

希望を持つことが回復の鍵

特に精神科の病気の場合、希望を持つことが回復の鍵となることが多いです。症状の重い時でも希望を持たなければなかなかよくなりません。希望は持ち続けるものであるのと同時に、回復へのスタートと言ってもいいでしょう。

ノートをつくるといいみたいよ

どんなことを書けばいいの?

ノートを作る

自分の考えつく希望を書く

紙でもスマートフォンでもパソコンでもいいのですが、自分の希望を書いてみましょう。

例えば病気が寛解すること、就職することができること、大切なパートナーと出会えること、以前はできたことが今はできなくなったけれども、またできるようになること、など思いつくことをできるだけ書いてみましょう。

そうした希望があれば、回復に向かう時には、それが目標になりますし、動機づけにもなると思います。また、ノートを作る時は周りの人の助言も聞きながら作るといいと思います。

ポイント

自分の希望をどんなことでもいいのでいろいろ書き出してみましょう。

体調がいい時の状態を書く

体調がいい時、どんなふうに生活していたかを書いておきます。規則正しい生活をしていたとか、音楽を聴いていたとか、テレビや映画を観ていたとか、なにか好きなことをしていたとか、頓服を飲んだとか、体調がいい時に自分が何をしていたか、どういう状態だったかを書いておくといいと思います。

体調が悪くなった時にそれを見返してやってみて、体調がいい時の状態に近づけることでより早く回復できる可能性があります。

ポイント

体調がいい時の状態を書き留めておくことで、調子が悪い時にその状態を再現するようにするとより回復が早くなる可能性があります。

体調が悪い時の状態を書く

自分が体調が悪い時の状態も同じように書いておきます。薬を飲み忘れたとか、睡眠不足だったとか、家族や友人になにか言われたとか、体調が悪い時の状態や悪くなったきっかけなどを書いておきます。

体調がいいときでもそれを見返しておくと、悪くなるきっかけを避けたり、悪いときの状態にならないよう気をつけることができます。

ポイント

体調が悪かった時の状態を書き留めておくことで、そういう状態にならないようにし、体調が悪くなるのを回避するようにしましょう。

危機的な状況のときのための対策を書く

とても症状が悪くなってしまったときのために、かかりつけ医の電話番号、相談できる窓口(保健所や健康福祉センターの保健師さんのことや、休日夜間の救急相談窓口など)の連絡先、また、その対策をとらなくても良くなった時の状態を書いておきます。

対策を取らなくても良くなった時とは、例えば、妄想を自分で妄想だと認識できる、人とよく話す、なにか別のことをすること、音楽を聴くなど、対策を取らなくても良くなったときのことを書いておきます。症状が深刻になってしまった時に、それを見返すと、それをすることで危機的状態から抜け出すヒントにもなります。

それでもだめであれば、かかりつけ医に連絡して対処法を聞いたり、夜間休日であれば、精神科に対応する窓口に連絡を取るなどすると良いと思います。

あらかじめご自分のお住まいの地域の相談窓口の電話番号などを書いておけば、症状がとても重くなった時に安心です。

夜間休日に急に具合が悪くなった時の相談先については、下の記事を読んでみてください。

ポイント

とても体調が悪くなり、危機的な状況になった時のための準備をしておくと、それが安心材料になります。

希望を持つことは大事なことだよ

希望を持つことが回復へのスタートよね!

どんな時でも希望を持つ

ノートを作る時は比較的具体的な希望を書いたり(具体的でなくてもいいです)、症状が悪くならないための対策的なことを書いておきますが、そのノートを見ていない時でも「きっとよくなる」という希望を持つことは大事だと思います。

漠然としてでも「きっとよくなる」と心の中で唱えるだけでもいいと思います。根拠がなくてもいいのです。なにかにつけてそう希望を唱えているだけでも気分的にだいぶ違うと思います。寝込んでいる時にでもそういう希望を唱えると、少し軽くなることもあると思います。何より、それが回復へのスタートになります。

まとめ

希望は持ち続けることが大切ですし、持つことが回復へのスタートになると言ってもいいでしょう。

ノートを作って希望を書き出してみましょう。また体調が良い時にしていたこと、悪い時のこと、危機的な時のための連絡先などを書いておきます。それを見返すことで、体調が悪くなるのを予防できたり、より早く回復したりするのに役立ちます。

またそれ以外でもいつでも漠然としていてもいいので希望を持つことは大事だと思います。根拠がなくても「きっとよくなる」と心の中で唱え続けるといいと思います。

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  • この記事を書いた人

しょうと

中高年の精神障害者です。統合失調感情障害と診断されており、障害年金1級を受給しています。心の病と共に生きるためのノートとしてこのブログを書いていきたいと思います。

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