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シンプルライフがしたい|単純な生活|歳を重ねた精神障害者にとってのシンプルライフ

2022年10月3日

「シンプルライフ」と検索するといろいろな情報が出てきます。もっぱらたくさん物を持たないという趣旨のものです。「断捨離」とか「物の位置を決める」「片付け」「買う場合でもきちんと基準を持って必要なものだけを買う」といったことが主な内容でしょうか。

私はもう人生の折り返し地点を過ぎました。欲しいものはありますが、どうしても必要かと言われたらそうでもありません。今持っているものを充分生かしているかと言われるとそうでもありません。今持っているものだけでもいろいろなことができるのはわかっています。不要なものもあるのもわかっています。しかし今更断捨離とか大変な作業をするのも気が引けます。調子が良ければ部屋の掃除をし、モノの整理もしなくてはいけないとは思っていますが、それとはちょっと違うのです。

ただ、私がしたいと思う「シンプルライフ」とは特別なライフスタイルではなく、多分ごく普通の生活なんだろうなと思います。

朝起きてから夜寝るまでの日常生活

朝起きて、朝食を取り、歯磨きをして顔を洗い、軽く運動したりする。部屋の掃除・洗濯などをする。昼食をとってからしばらくして外を散歩したり、軽く走ったりする(幸いなことに私の住んでいるところは近くに緑の多い公園があります)。午後は好きなことをしたりして過ごす。夕方入浴する。夕食を取った後何か好きなことをして過ごし、歯磨きをして11時ころに眠る。

私が望んでいる生活はこんなものです。シンプルライフというよりは単純な生活と言った方がいいでしょうか。

しかし、今の私はこういったごく簡単なこともできない状態です。

多くの時間を横になって過ごすことが多く、家事もろくにできません。できるときは公園を歩きに行ったりしますが、ごくたまにです。

情報の洪水にさらされる

今、私は朝起きるとすぐにパソコンの電源を入れます。そしてSNSやブログなど、いろいろな情報に朝から接することになります。朝から情報の洪水に飲まれてパニック的な状態になることもあります。でも、朝パソコンを立ち上げるのはやめられません。やはり、誰かと繋がっていたいとか、なにか情報に接していないと気が済まなくなっています。これだけで、午前中きりきりまいになってしまい、午後はもう疲れて何もできなくなります。

わかっているのですがやめられません。なぜなのかも自分でもよくわかりません。今現在は朝パソコンを立ち上げないでいると多分、何もすることがなく、ぼーっと過ごすことになるでしょう。それはそれで頭の中でぐるぐると何か考えてしまうことになるでしょう。

多くの時間を横になって過ごすことが多いと書きましたが、その間、休めているかといえば、肉体的には休めているかもしれません。ですが、何か考え事をしていて気持ちは安らぐことはありません。これも統合失調感情障害の症状のうちなのかもしれません。統合失調症の陰性症状的な「布団にもぐり込んで自分の世界に閉じこもる」的なものかもしれません。とにかく考えが止まらないので、横になっても疲れが取れません。ネットから入ってくる情報もその止まらない考えの中に入っています。かといって、全く断ち切ってしまったらどうなるだろうと思うと、余計に自分だけの世界に閉じこもってしまうのではないかという怖さもあります。

適度に情報に接していればいいのですが、情報の多さに飲まれてしまうのです。

穏やかな生活がしたい

はたから見ると、私は何もしてないおじさんです。ですが頭の中は結構フル回転してます。もちろんフル回転していても何も有益なことは生み出しません。それと自分とはあまり関係のないことまで考えてしまいます。全く生産性のある考え事ではありません。横になっていても頭の中はいっぱいで考えが止まりません。

ただ、こうしてアウトプットできるという点ではまだ救われているのかもしれません。アウトプットするということは、自分のインプットを少しは整理してアウトプットしているので、書くことによって少しはまとまらない考えも整理されていくのかもしれません。

適度にSNSやネットの情報に接する分にはいいと思うのです。ただ、それによって自分の生活が振り回されては本末転倒です。また、ネットの情報は際限がなく、私のような病人にとっては押し寄せる洪水でもあります。

今思っているのは、ただ「穏やかな生活がしたい」ということです。私ももう年ですし、そんなに新しことを覚えられる年齢ではありません。ネットにはさまざまな問題の解決法が溢れていますが、その通りやってもうまくいかないことも多いです。特にコンピュータ・インターネット関係の情報は錯綜しているといってもいいと思います。ネット上でも意外と特定の限定された分野の情報が極端に少ない場合もあります。結局解決法を自分で見つけないといけないので、とても疲れます。自分の思い通りに行かないと気が済まないのも私の欠点ですが、最近はだんだん疲れ果ててきました。

最近はどうしたら穏やかに過ごすことができるか、それを考え始めています。何もしないことが穏やかな生活というわけではないと思います。人間何かしらしていないとおかしくなってしまうでしょう。しかし、いろいろなことで気持ちがきりきりしてしまうのがだんだん嫌になってきたのです。

適度にインターネットも使い、外の世界にも出かけ、身の回りのこともする。もう就職したりなにか職業についたり、フリーランスでも仕事などできないと思いますし、それは自分にはもう無理なことなんだと思っています。ですから、適度に動き、適度に休み、淡々としているけれどもシンプルな生活がしたいのです。モノの多い少ないとかはあまり関係ないことです。(もちろん、日常的なごみは捨てますが)

まとめ

時代は進化し続けるものです。年をとるとだんだんその進化についていけなくなります。またよく言われる「シンプルライフ」というのも実践するにはそれなりにエネルギーが必要です。私にとっての「シンプルライフ」とは朝起きて夜寝るまで、なにか課題にぶつかりながらもおおよそ穏やかに過ごすことです。普通の人にとって日常的で基本的なことを淡々とすること、それが穏やかな生活につながると思いますし、私にとっての「シンプルライフ」につながるんじゃないかなと思います。

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参考サイト

  • この記事を書いた人

しょうと

中高年の精神障害者です。統合失調感情障害と診断されており、障害年金1級を受給しています。心の病と共に生きるためのノートとしてこのブログを書いていきたいと思います。

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